LTでイメージ(ラスターデータ)を取り込む

 LTでもキレイにラスターを取り込めないのか?あるいは、取り込んだデータの表示順序が思うようにならない!・・・などの問題を一気に解消できるフリーソフトをご紹介しておきましょう。

 別に配布元に何らかの便宜を図ってもらっている訳ではありません。ただ、掲示板でご質問頂く事が多く、かつ、自分がこのソフトを使って非常に上手くいっているので、ご紹介しておこうかな・・・と言う事で

「LTらすた」でラスターを取り込み!

LTで正式版AutoCADのような「イメージの取り込み」をするためのフリーソフトです。DLは下記からどうぞ

「南九州総合設計」(ソフトを開発された企業のサイトです)

※ LTラスタを動かすためにははランタイムモジュールが必要です。お使いのPCにインストールされていない場合は、同上の南九州総合設計さんのサイトでVB6ランタイムをDLして、先にダウンロードして下さい。

 その他、ソフトに詳しいマニュアルも付いていますので、ここでは使い方の説明などは特に致しませんが、取り込んで来る側の「ラスターデータ」側の基礎知識だけ、ちょっぴり補足しておきましょう。

貼り付けるラスターデータの作り方(尺度の合わせ方)

 掲示板でもう一つ、この件で度々、ご質問を頂くのが「貼り付けたものの尺度の合わせ方が分からない」というもの。例えば

 「元の紙データがA1、1:500で描かれている図面の1部をスキャナで読んでラスターデータにし、AutoCAD上でA3、1:200の図面に貼り付けたら?」

 ・・・なんて事は、一瞬、頭の中が大混乱してしまう仕事ですが、深く考えてはいけません!CAD上では全ての図形が「原寸」で描かれているんですから、貼り付けた側のラスターデータを拡大縮小コマンドで「原寸」になるまでビヨーンと伸ばしてしまえばいいんです(後は図枠が1:500だろうと1:200だろうと大丈夫)。上の例での手順を書き出せば・・・

  • スキャナで読み込む。今回は100ppiでスキャンしたとします。
  • 画像処理ソフトで必要なところをトリミングなどして貼付け画像を作る。この際に100ppiを保持することが重要。保存は断然BMP形式がオススメです。
  • LTらすたでAutoCADへ貼付け。その際には、「解像度」はやはり「100」i、「尺度」は「1」で
  • 張り付いた画像を500倍にする(元が1/500なので)

 で、後はその画像を1/200の図枠に納めればOKです。保存の際にBMPがオススメなのは、AutoCADへラスターを貼り付ける際には、そのラスターデータそのものに「圧縮」がかかっていると上手くいかないことがあるからなんです。BMPは元々、圧縮がかけられない保存形式ですので、これにしておけば、まず、問題なく貼り付けることが出来ます。

補足

  • スキャンする画像を元にトレスしたい場合は、100ppiもあれば充分です。印刷にそのまま使いたい場合は最低、200は必要かと・・・
  • スキャン時の解像度と、貼付け用画像データの解像度を変えたい(例えば、大きすぎて重いので落としたい、とか)場合は「印刷時の大きさ」を絶対保持しつつ、変えて下さい。印刷時の大きさを解像度と共に変えてしまうと、AutoCADにもっていってからの尺度合わせが分からなくなってしまいます。(まぁ、どこかに寸法があれば、参照Rで出来ますが・・・)
  • LTらすたで貼り付けたデータはAutoCAD上へ「リンクされている」だけですので、他人様にそのDWGファイルを渡す場合には、元の画像ファイルも一緒にお渡し下さい。
  • 貼り付けた画像は、その画像自体に「フレーム」と言って、「外枠」が表示されている場合には容易に移動が出来ますが、フレーム非表示だと思うように動いてくれません。これに関してはAutoCAD側に「imageframe」というコマンドがありますので、貼付け後、表示、非表示を切り替えることができます。

エクセルに図を貼り付ける

エクセルの表をAutoCADへ書き出す

ベクター以外の取り込み、書き出し