AutoCADのカスタマイズは必要?

 たまに、これからAutoCADを導入されたいという方から「AutoCADはカスタマイズしないと使えないと聞いているんですが本当でしょうか?」とのご質問を頂きます。これについてはAutoCADユーザー10人いれば10段階の温度差の答えがある、ということを承知で申し上げれば、

 「乗換え組の方なら、できればカスタマイズはした方が使いやすい。まったくの初心者なら、少し慣れてからでも全然、遅くない」

 というのが私の意見です。少なくても、デフォルトの状態でも”使えない”ってほど、大げさなことはない、と思っています。

 実際にインストールしたそのまんまの状態で、仕事で支障なく使っている方だって、大勢いますし、今は相当、カスタマイズしている私と比べて、そうした「そのまんま組」の方の作図スピードが遅いか、というと、まぁ、もしかしたら若干?という程度です。そんなことよりは、描こうとしている設計物の内容を理解しているかどうかの方が、一枚描き上げるスピードへの影響は大きいです。

 つまりはCADなんて道具ですから、その程度のものなんです。ただ、乗換え組の方は、AutoCADに移るとすぐに「このコマンド、ここが不便!」ってところが出てくるはずですから、その際に、ネットで検索すればいいマクロが出てきます。そんな感じでどんどんカスタマイズしていけば自然と自分好みのAutoCADになっていくので、構えず、気軽に初めてみて下さい。JWからの乗換えでしたら、そういった方は多いので、JWライクにAutoCADを使うための、補助ソフトやマクロセットなどもあるようです。

 逆にまったくの初心者の方は、他CADの使い勝手を知らない分、スッとAutoCADのコマンドの使い勝手で慣れていけると思います。


 しなくても何とかは使えるけど、実際に”カスタマイズ可能”なところが、AutoCADの利点ではあります。コマンドを便利にするマクロとかなら、「そんなものは最初から組込んでおけないのか?!」と思えてしまいますが(笑)、AutoCADの極意とはそんなレベルではなくて、例えば、表に数値を打ち込んで、それをAutoCAD上で自動で図形化する、というような、そんな他のCADではありえない、プログラム的な使い方が可能なところです。

 もちろん、そこまでやるのはかなり難しいですが、このサイトでもちょっと紹介しています「スクリプト実行」というやり方程度なら、比較的簡単にできますので、慣れてきたら挑戦してみるもの面白いですよ。その他、VBAなどは私には雲の上の話ですが・・・