その他、寸法の各種変更が解らない時は、取り合えず全部、分解(笑)

 その他、寸法の編集で分からない事があれば、初心者の方は取り合えず、全部、分解()すれば、何とかなるでしょう。分解してしまえばタダのラインと文字。移動やコピーや文字編集で何とか”形”にはなります。ただし、このその場しのぎの”分解”技、やっていいのはせいぜい、AutoCADを使い始めて2週間と心得て下さい。それ以上やると、訳分かっている職場の先輩CADオペに

腹の中で怒られます・・・・(笑)

 AutoCADは寸法が寸法オブジェクトである限り、お便利編集機能が色々、使えますが、分解してしまえばおしまいです。「寸法オブジェクト」には戻せません。その為、今はプロッターで打ち出すときに補助線が二重になって「濃く」なってしまうという弊害には目をつぶっても、寸法は分解しない会社が多いです。慣れてきたら寸法は分解しないで、そのまま編集する技を身につけましょう。その方法に関しては、オブジェクトプロパティ管理のボックスを使う方法を「中級編」に載せてありますので、そちらをご覧下さい。

寸法が最初から全部、分解された状態で描がかれてしまう!

 「そうは言っても、寸法が最初から全部、分解されて描かさってしまうんだけど?!!」 ・・・という、不思議な現象に、AutoCADをいじっていると、時たまに遭遇する事があります。

 これは何も、AutoCADが勝手に分解している訳ではなく、前に図面を描いた担当者が「分解するように」指示を入れて、そのままにしてあったせいだと思われます。指示を解除してやれば、また元のように、寸法は寸法として描けるようになります。解除の仕方は

1.コマンドラインに「dimaso」と入力し、Enter
2.「DIMASOの新しい値を入力<オフ(off)>」とコマンドラインに返ってきます。「今はoffになっているけど、今後、どうするの?」ということです。offで寸法がバラバラになる状態ですから、「on」と入力し、Enterキーで実行して下さい。
3.これで寸法が分解されず、普通に描ける状態に戻ります。

「dimaso」の次世代コマンド、「dimassoc」

 実は管理人はLT2003は瞬間最大風速で通り過ぎたくらいにしか使った事がなくて、いきなりLT2004へ飛んでしまったので、このへんの変遷が詳しくないんですが、2004でdimasoを実行すると「今後、サポートされなくなります」としつこく忠告してきます。どうやら2002以上では「dimaso」に代わる、新しいコマンド(システム変数)として「dimassoc」が用意されたようです。

 この「dimassoc」を実行してみると、単に分解するかしないかだけでなく、より細かく「設定」ができるようになっているのが、分かります。具体的には

  • 「dimaso」では単に「on」と「off」だったのが、「0」「1」「2」と、3パターンの「設定」を選べます。
  • 「0」は「分解」します。
  • 「1」は「非自動調整寸法」です。
  • そして「2」が「自動調整寸法」、新しく使えるようになった機能です。

 ちなみに「非自動調整寸法」と「自動調整寸法」の違いは、文章で説明するのは非常に難しいんですが・・・

 上の寸法が、今までの「非自動調整寸法」、下の寸法が「自動調整寸法」です、見た目には何の違いもありませんが・・・

 寸法の「定義点」になっているオブジェクトを、図のように変形させてみます。これで違いが分かると思います。「自動調整寸法」は、寸法の「定義点」とその定義されたオブジェクトがくっついてしまっているのです(←ここはAutoCADになれていないとピンとこないあたりなので、図を見て「こんなもんか」程度に理解しておいて頂ければ、充分だと思います)

 これは定義点になっているオブジェクトを「移動」させた時にも有効で、しかも、「寸法」側を移動したり変形したりでは、定義点になっているオブジェクトには影響がありません。


2008以降では、自動調整を再設定できます!

 上記の自動調整寸法は、2007までは、「自動で作ったら自動のまんま、非自動で作ったら非自動のまんま」だったんですが、2008になってからは「非自動→自動」の再設定だけはできるようになりました。

 寸法メニューの一番下に、「寸法自動調整再割り当て」というのがありますので、ここをクリックして・・・

 目当ての非自動寸法を選択して・・・

 コマンドラインから「s」→Enterで、関連づけるオブジェクトをクリックして下さい。
これでOKです。

 オブジェクトプロパティのパレットで確認すると、ご覧の通り、自動調整寸法になっています。

他のファイルからのコピーの仕方