ポリライン活用法

 ラインや構築線のアイコンの下にある、これ→。一体、何?とお思いのアナタ、これ、「ポリライン」と言って、結構、使える機能なんですヨ。

 例えば、こんな図形があります。すべての線は端点でつながってはいますが、バラバラです。(グループや、ブロック化はされていません)

 ラスター図形→ベクター変換したときに(注/AutoCADではできません。それにはそれ専用のン十万円するソフトが存在します)よく必要になる作業ですが、変換したものは、大抵、粉々の線になっています。それらは上から根気よくなぞってある程度のきれいな図形に生成しなければ、データが重くなりますし、扱うにも不便です。

 ここでは、この例題図形を使って、ポリラインでなぞってみましょう。


をクリックし(または、コマンドラインで「pline」を実行)真中の図形をなぞりました。ただのラインと違う点は、どこか選択してやると分かりますが、ポリラインはひとつながりになっている点です。

 さて、何カ所か、なぞり間違いがあるので、訂正してやりましょう。


 まずは円弧部分を下の円弧に合わせます(ポリラインで途中を円弧にするには、コマンドラインで「a」を実行します。直線モードに戻すには「L」を実行します)。

 図のように選択し、出てきた四角をドラッグして、「近接点」のオブジェクトスナップで下の円弧に重ねます。


 直線部分も同様です。こんな風に、ひとつ端点を取りそこなってなぞってしまったときは、まず でポリラインの頂点を増やし(下図参照)、下の線の端点とあらためて重ねます。

頂点の増やし方

をクリックし、ポリラインを選択したら、コマンドラインで”頂点編集(E)”の「E」を実行します。すると図で言えば、一番左端の頂点にバツ印がつきます。頂点を増やしたいときは、コマンドラインにさらに”挿入(I)”の「I」を実行します。すると、図のような状態になります。ここでクリックしてみます。

 クリックした位置に頂点が増えます。

 ここで、「E」を実行したときに、バツ印のつく頂点の位置ですが、CADは回転は”時計と反対回り”なので、画面に現れている頂点のうちの、一番、左上からバツがつきます。「次(N)」をえらんで、バツ印を次々、進めることもでますですが、めんどうなので、増やしたい頂点の一つ手前の頂点にバツ印がつくように、あらかじめ、画面を拡大しておいた方が早いでしょう。


さらに応用

 ポリラインは閉じていれば(端どうしがつながって、輪になっている状態)、選択するとこのように面積がジオメトリに表示されます。

 ハッチングするときも「オブジェクト選択」で、一発、ポリラインの内部をハッチング領域に指定することができます。


ラインからポリラインを生成

 さて、先ほどの例題の図形は、もともと、ライン同士が端点でつながっていましたから、その状態であれば、ジョイントして、図形そのものを閉じたポリラインにしてしまう事ができます。

  をクリックした後、ラインの1本を選択します。

 するとコマンドラインに「ポリラインに変更しますか?」と返ってきますので、「Y」で”はい”と答えて下さい。


 するとコマンドラインに図のように「選択できる指示」が羅列されてきます。先ほど、頂点を増やす際には「E」を選んだ訳ですが、今回は「J」をえらびます。ジョイント、の「J」です。

 端点がつながっているラインをすべて選択し、クリックすると、ポリラインになっています。

 この機能をジョイント結合と言いますが、ラインが全部、ちゃんと端点でつながっていない場合はできません。ジョイントが効かないときは、どこか切れている部分はないか確認して下さい。



モデル空間で異尺度を描く

寸法、文字

レイヤ関係

その他、便利な方法

図形の”選択”を素早く!

トラッキング機能

ダイナミックブロック

その他