オブジェクトスナップトラッキング

 このオブジェクトスナップトラッキングは上位版では古くから付いていた機能なんですが、LTでは2007から導入されました。なので、LT2006以下の方は次々ページの「通常のトラッキング」からご覧下さい。あちらはLT2006以下でも使えます。

 トラッキングとは何か?というと、点から点へ「確定せずに」移動する機能です。←これだけ読んでしまうと「?」なんですが、以下の図をご覧頂ければ、納得して頂けるかと思います。私自身は通常のトラッキングも含め、これらの機能の信望者です(笑)。一人推進委員会、会長も自称しています(笑)。そのくらい、大好きで、これなしに作図なんて考えられない機能。CADを使うからには、絶対、知っておいて損はないです。ぜひぜひ、一度、やってみて下さい。

 こんな例題を用意しました。平面図の上下を縮めて変形したとします。当然、B-B断面も横幅を縮めないとならないですよね。

 こんな場合、私はまずは平面を図のように、適当な位置へ回転移動させます。で、後は中心線でB-B断面と揃えた位置に移動させてアタリにしたいんですが・・・

 まずは移動コマンドで、基点は普通に取ります。

 そしてここでオブジェクトスナップトラッキングの登場です。←図をご覧下さい。上の立面図の中心線の端っこに「端点」オブジェクトスナップの中に、小さい十字が出ているのが分かりますか?この小さい十字が出ればオブジェクトスナップトラッキングが発動して、この点が記憶されています。

 細かい説明は後にして、続きを見てみましょう。


 そのまま、ゆっくり下へマウスを移動させると・・・図の通り、きっちり下、垂直方向に白い破線の案内線(位置合わせパス)が出ます。271°とか273°とか、そういうハンパな方向へは出ません!位置合わせパスが出るのは水平垂直方向限定です。

 なので、この位置合わせパスが出ている位置でマウスをクリックすれば、小さい十字のあったトラック点から、水平垂直方向で移動の目的点を確定できる訳です。


 せっかくなので、ここではついでにもう一点、小さい十字でトラック点を指定してみました(トラック点は一度に7つまで取ることが出来ます)。そうするとこの通り、2コの指定点が水平垂直で交差するところで移動の目的点を確定できます。


 この通り、移動されました。

実際にやってみる際の注意点

  •   オブジェクトトラッキングは上記で見たとおり、「既に描かれているオブジェクトが”目印”になる場合」に大変、便利です(正にその名の通り)。なので、使い方が「既に描かれているオブジェクトの端っこから」とか「中点から」が主になるので、オブジェクトスナップが効いた状態でないと効きません。
  • ON,OFFは直行モードのF8キーと同じく、F11キーでいつでも可能です。画面下のでON,OFFしてもOK。
  • また「直行モード」ON状態だと、直行モードのラバーバンドの方が勝ってしまって上手くいかない場合があります。上手くいかなかったら直行モードOFFでどうぞ。(そんなのめんどくさいという貴方は次々ページの普通のトラッキングをご愛用下さい・・・)

分かりづらかったら、Siftで取得する

ツール→オプションの「作図補助」の中に、図のような箇所があります。これはオブジェクトスナップトラッキングの取得方法に関する設定箇所でして、通常は「自動」なっていますが、「Sift」にすると、小さい十字が現れた際に”「Sift」キーを押して取得”に変わります。

 自動なのが何となくわかりづらい・・・という場合は、Sift取得は分かりやすいのでお勧めです。


 さて、上記の例題、後は図のように、移動させた平面からアタリを伸ばして変形させるんですが、これも次のページでオブジェクトスナップトラックを使ってやる方法をお見せしましょう。

モデル空間で異尺度を描く

寸法、文字

レイヤ関係

その他、便利な方法

図形の”選択”を素早く!

トラッキング機能

ダイナミックブロック

その他