2次元CAD的「座標フィルタ」の使い方

 例えば、↓のようなコピーをするとき、皆さん、どのようになさってますか?

 左の文字を右の「ここへコピー」と書かれている位置へ水平にコピーしたいのですが、ただ、上の文字ともきっちり並べなければならないものだとします。・・・見た目「なんとなく」でなく、「きっちり」に、です。

 私は以前は左の文字の文字基点からまず水平に補助線を引いておいて、トラッキングと垂線のオブジェクトスナップを使うなどしていましたが、座標フィルタを使うようになってからは補助線なしで、できるようになりました。

 座標フィルタは本来は三次元で考えられているコマンドのようなんですが、ここでは2次元CADで便利に使うやり方を紹介したいと思います。最初、ちょっとクセがあると感じられると思いますが、慣れるなかなか使えるコマンドですよ。

まずはアイコンを引っ張り出しましょう

 座標フィルタはそれ単体で発動するコマンドではなく、割り込みコマンドです。2次元CADで使うと、コピーや移動の方向を、水平、または垂直に制御することができます。

 デフォルトではアイコンは出ていません。「表示」→「ツールバー」→「コマンド」で「すべてのコマンド」の中から引っ張り出して下さい。2次元で使う場合はの2つだけあればOKです。


※アイコンの出し方の詳しいやり方は「操作画面を自分好みに設定しよう」を参照。

コピーコマンドの中で使ってみましょう

 では上の例題で実際に使ってみましょう。まず普通にコピーコマンドに入り、左の「文字」を選択します。選択したら・・・

「基点」を聞かれるので、オブジェクトスナップの「挿入基点」で、選択した文字の「文字基点」をクリック。(「挿入基点」について詳しくは オブジェクトスナップの項を参照)

 ここで、X軸方向へコピーしたいときはをクリック。X軸方向へ動かすのだからをクリック・・・と思いきや、そうではありません。

 を実行し、Y軸高さを指定することで、Y軸方向の高さを固定してしまうのです(で、その結果、X軸方向だけに動きが制御されます)


 をクリックすると「仮想値を入力」とコマンドラインに返ってきますので、もう一度、選択した文字の「文字基点」を指定します。
そしてコピーの「目的点」として、上の「H-200x200x8x12」の「文字基点」をクリックします。

 できました。

 ・・・この説明だけではわかりづらいことかと思います。申し訳ないです。しかし管理人もこのコマンドをマスターするのにはちょっとかかりました。3〜5回くらい間違えると大体、慣れます。最初のうちは

  • をクリックすると、次に触った点と同じ位置にX位置は固定
  • をクリックすると、次に触った点と同じ高さにY位置を固定

 と頭に叩き込んでおいて、使ってみて下さい。慣れると上のような文字移動などの際に便利に使えますよ。

「目的点」としてでなく、「基点」を取るときにも、もちろん使用可能

 以前、掲示板で「移動」の際などに、四角形の中心を一発で取れないかとのご質問を頂いていましたが、よく考えれば、この座標フィルタを使えば可能でした。上ではコピーの「目的点」を指定する前に座標フィルタを割り込ませましたが、同じ要領で「基点」を指定する前に割り込ませればOKです。

 2005からはオブジェクトスナップで中心点スナップが可能になっています。2004以前のバージョンをお使いのやり方はこのやり方でどうぞ。

やり方

  • フツーにコピーコマンドに入り、「基点、または移動距離」とコマンドラインに支持が出てきたところでをクリック
  • オブジェクトスナップの「中点」で辺@→辺Aと順にクリック

 するとご覧のように、四角形の中心を「基点」として取れます。を使う場合は、逆に「辺A→辺@」と中点でクリックしていきます。

このように便利な座標フィルタですが、トラッキングとの併用はできません。座標フィルタコマンド実行中にトラッキングも実行すると、トラッキングもうまくいきません。そこは注意して下さい。

モデル空間で異尺度を描く

寸法、文字

レイヤ関係

その他、便利な方法

図形の”選択”を素早く!

トラッキング機能

ダイナミックブロック

その他