異尺度対応オブジェクトって何?

 2008を使っていると、結構、頻繁に ←このマークを見かけると思います。例えば左図のようなところとかですが・・・

 これは何かと言うと、レイアウトと絡めて使うことが出来る「異尺度対応オブジェクト」の設定マークです。この設定を使ってオブジェクトを作ると・・・

 モデル空間上「選択」してみると、左図のように「異尺度」用文字や矢印が重なってみえるオブジェクトが出来まして・・・

 ご覧のように、レイアウトへ反映させた場合には、そのビューポートの尺度に応じて、スッキリ「見え方」が振り分けられます(もちろん、自動で!)。

 モデル空間上で「選択していない時」は、こんな感じで、普通のオブジェクトに見えています。

 文字の修正なども「各尺度ごと」にする必要はなく、1回、修正すればそれで済みます。


 この便利さは、実際に通常のオブジェクト(異尺度対応ではないオブジェクト)だけを使って、レイアウトを用いた図面を作った事がある方なら、読んだだけで感嘆モノだと思います。なぜなら、異尺度対応でない文字や寸法は、「ビューポートの尺度に応じて、自動に拡縮!」なんていう、気の利いた技はいっさい出来ませんので、結局、尺度に応じて、その度、描かなければならないんです。

 そこを1つのオブジェクトで両方に振り分けられるこの機能は本当に画期的!
 ただし、レイアウト自体がAutoCADでしか正しく表示されないのはもちろん、この異尺度対応オブジェクトに関しては、下位バージョンでは「一応、表示はできます」程度なので、全ての作業がAutoCAD2008上だけで完結する方でないとオススメはできません・・・
(下位バージョンでは異尺度オブジェクトは「ブロック」オブジェクトに変換されてしまい、使っている意味がほとんどなくなります。なので、データを下位バージョンへ渡し、そこでの修正や更新が生じる環境の方には不向きです。

 では、さっそく、次のページから、実際の作りかたを見ていきましょう。

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異尺度オブジェクト