長さを考えないで作図したい・・・

 さて、今まで「正しい長さで描く方法」をやってきた訳ですが、いいかげん、私もめんどくさくなってきました(笑)。皆さんもたいぶ、正確な長さの取り方をマスターされてきた事と思いますので、ここで一つ、長さを考えないで作図する方法を、サラッと紹介しておきましょう。


 設計図において、正しい長さを考慮せずに作図できるものなんてあるのか?と言われると、基本的にはないんですが、でも例えば左図です。真ん中を二つの金具で止めている図ですが、「300、300、300」ピッチと考えてもできますし、「3等分」と考えてもいいですよね?その「○等分」と考えるやり方です。

均等分割、「ディバイダ」

 指定したオブジェクトを均等分割するコマンドはディバイダと言います。分割・・・と言っても、実際に切断する訳ではなく、点で印を付けてくれる機能です。この機能、次にやる「トリムと延長」の例題を作るのに使いたかったので、急遽、ここでやっておくことにしました。
 と、言うことで、どうせ次のセクションで実習できますので、ここではサラッと行きます。


  適当な大きさの長方形の中に、図のように2本の斜線を書き入れます。斜線の端点は、それぞれ、長方形の短辺を3等分した所に指定します。

 それにはこんな風に、短辺を3分割した位置に、ディバイダで「点」をつけて、そこから線を引きます。

 「え?この○に×が付いてるのが点?」そうなんです、点って、一応 ←このアイコンで描けて、普通、 こんな感じで描かさるんですが、それだとこういう作業をする時、非常に分かりづらいので、見た目だけ、変えられるようになっているんです(モニタ上の見た目だけなので、印刷時には印刷されません)。


 ですので、ディバイダを実行する前に、まず、この”点の見え方”の設定をやっておきましょう。


点スタイル管理

 点の見え方を設定するには、一番上のメニューバーの「形式」から「点スタイル管理」をクリックします。

 すると、このようなボックスが開きますので、ここで好きな”見え方”を選ぶ事が出来ます。

 点サイズも設定できますが、デフォルトの5%くらいでいいでしょう。

 選んだら、OKボタンを押して完了です。


ディバイダ、本作業

 ではいよいよ、ディバイダの本作業です。←このアイコンがあったら、これがディバイダのアイコンなんですが、デフォルトでは出ていないはずですので、その場合は、コマンドラインで「divide」と入力し、Enterキーで実行します。

 で、分割したいオブジェクトを選択します。


 「分割数を入力」とメッセージが出てきますから、単純に「3」と入力し、Enterキーで実行すると、このように、三等分した位置に点が付きます。

 後は下辺も同様に印を付け、線を引けばOKです。線を引く際には、「点」のオブジェクトスナップがありますので、それを使用します。

[豆知識]

こんな風にディバイダを使用し、目印に付けた点を作図に利用する時は、いちいち点スナップを呼び出すよりは、「Shift」+「右クリック」で一番下に出てくる「定常オブジェクトスナップ設定」で「点」だけを指定してしまうと便利です。

 定常オブジェクトスナップについては度々、説明していますが、こんな風に「ディバイダでつけた点を目印に線を引きたいから、点だけ定常にしたい」など、作業の途中で定常スナップを変えたい時は、上図の「すべてクリア」ボタンを使用すると便利です。


  左右両方、ラインを引いて完成させます。

「点」は削除できます

 ところで、ラインを引き終わったら、「印刷されないとはいえ、必要ない”点”が図面上に残るのは気持ち悪い」・・・という几帳面な方もいらっしゃるでしょう。

 点はもちろん、フツーにで削除すればいいんですが、こんな風に左から右へ囲う窓で選択すれば、”完全に囲った”点だけが引っかかってくるので、オススメです・・・というか、これが”標準”のやり方です。


 しかし何と!点というのは見え方を変えただけで、ホントはラインオブジェクトに重なっている状態のクセに、こうやって窓交差で引っ掛けても選択出来るんですよ!

 ですので、どちらでもお好きな方で削除して下さい。



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ディバイダ