線を線で切り取るトリム

 例えば、右のような星型を作りたいときには、次にやるポリゴンコマンドで五角形を描き、頂点を対角線でつないで、中を切り取ってしまえば簡単にできます。

 星型に限らず、「切り取る」が出来れば作図する上でとても便利です。日々の作図の中でも必須のコマンド、しっかり学習しましょう!

今回の例題

 今回は6畳間を上から見た図を描きます。尺度は考慮しません(実際より大きくても小さくてもいいけど、各オブジェクトの位置の対比はこの通りに、ということです)。

 6畳間の畳の並び方というのは、これが決まりの並びでして、ご覧の通り、部屋全体の短辺は、ちょうど「畳の短辺x3」の長さになっています。

 ですので、部屋全体の四角を描いてしまえば、あとは細かい寸法がわからなくても、ディバイダを使って中を描いていけます。


6畳間の部屋全体の長辺と短辺の比率は「1.333: 1.0 」というのが、これも決まっています。


描いてみましょう

長方形の描き方

 ラインコマンドだけを使っても、1.333:1の長方形は描けますが、長方形を描くにはもっと便利な専用コマンドがありますので、それを使いましょう。別途にセクションを設けるまでもない簡単コマンドなので、ここでマスターしちゃって下さい。

  のアイコンをクリックし、ポン、ポンと2点クリックすれば、もう長方形の完成です。

 今回は比率が決まっていますので、一点目は適当な所でOKですが、2点目は@を使って「@1000,1333」とコマンドラインから入力しましょう。これで1.333:1の長方形が描けます。


分解

 で、長方形コマンドで描いた四角形は、選択してみるとわかりますが、ひとかたまりになっています。今回はそれぞれの辺をコピーして使いたいので、分解しておきます。

 分解も簡単コマンドで のアイコンをクリックし、分解したいオブジェクトを選択・確定するだけです。

注/それぞれアイコンを使わず直接、コマンド名を入力する場合

  → rectang

  → explde


 さあ、長方形が描けたところで、いよいよ、中の畳を描いていきましょう。

 まずはディバイダで長方形の短辺を3等分し、長辺を一本、コピーします。短辺も図のように、長辺の真ん中にコピーします。中点のオブジェクトスナップを使うといいでしょう。

トリム

 赤で囲った部分がジャマなので、切り取ってみます。

 まずは のアイコンをクリック(注 Click)します。すると「切り取りエッジを選択」とメッセージが出てきます。   

 そこで「この線まで切り取って」という線をクリックします。そう、「この線まで」という目印の線がこの切取りコマンド=トリムには必要で、その線のことを「切り取りエッジ」と呼んでいます。

 と、いうことでトリムコマンドで最初に選択しなければならないのは、切り取りたいオブジェクトそのものではなく、目印の切り取りエッジの方です。切り取る物はその後、選択します。


[豆知識]エッジ(EDGE)=端

 切り取りエッジは複数本のラインを指定する事が可能なので、そのままにしておくと、どんどん「エッジを選択して〜」というメッセージを送り続けてこられるので、これでよければ右クリックで確定します。


 切り取りエッジを指定し終わると、上のようなメッセージが表示されたら、トリムするオブジェクト=切り取られる方のオブジェクトを選択します。注意点は、エッジまでで切り取りたい側をクリックすることです。

 クリックすると、パッとエッジまでの部分が削除されます。で、このトリムされる側のオブジェクトも複数本、選択可能なので、これでよければ図のように「右クリック」→「Enter」で終了します。

 この終わり方、ラインコマンドと同じですね。自動で作業が続いていく”連続コマンド”の終わり方の特徴です。


問題

日常、よく使う作図方法を考えてみましょう

 さて、一休みして、せっかく”6畳間”というちょうどいい例題があるので、、トリムにはまったく関係ないですが、私が日常業務の中でとてもよく使っている、”ものすごーく単純だけど役に立つ”作図方法を紹介しましょう。クイズにしてみましたので、考えて下さいね。

 次に図のように下の畳の線を描きたいんですが、この畳、縦に並んでいる畳と違って、”三等分”という位置になっている訳でもありません。ヒントとしては、”もちろん、畳は全部、同じ大きさ”という事だけですが、さて、この赤で印を付けた点、どうすれば解ると思いますか?

答え Click



 下が描ければ、、同じようにして上の畳も描けますから、あとは真ん中の2畳を仕切る線をラインで描き入れれば、6畳間はできあがりです。

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トリム・延長