描いた線や円を削除する

 線や円を描くことができても、それらが間違っていたときに、削除できないと困りますよね?そこで、削除の仕方を説明しておきますが、やり方は簡単です。消したい図形(オブジェクト)を選んで、のアイコンをクリック→※右クリック(このページの下記参照)するか、他のWindowsのソフトと同じく、Delキー()を押すだけです。なので、はじめてAutoCADに触れる皆さんにとって問題なのは「消したい図形をどう選ぶか?」だけでしょう。ここではその図形の選び方をマスターしましょう。


図形を選択する

 「削除したい」ときには、「削除したいのはこの図形」ということを、AutoCADに教えてやらなければなりません。やたらめったら消されてもたまりませんので、これはこちら側がちゃんと指定できるようになっているのです。で、この図形を選ぶ作業のことを「オブジェクト(図形)を選択する」といいます。

オブジェクトの選択は、「削除」だけにとどまらず、後で出てくるコピーや移動などのコマンドでも必要な作業なので、ここで基本をしっかり押さえておきましょう。

単独で選択

 選びたいオブジェクトを、一個づつ選んでいくやり方です。

 図のように選びたいものの上でクリックします。


 このような状態になれば、図形が「選択」されています。

 さらに続けて選択したいときは、次のオブジェクト上でまたクリックすると・・・

 このように、次にクリックしたものも選択されます。

交差選択→右から左へ囲う

 このように、右から左へ囲うやり方です。こうすると・・・

 全部まるまる囲った大きな円はもちろん、ハンパに引っ掛けただけの左の小さい円も「選択」されます。

 これを「交差選択」と言います。


窓選択→左から右へ囲う

 上とは逆に左から右へ囲うやり方です。これだと・・・

 このようにまるまる囲った、左の小さい円だけが「選択」されます。(ハンパに囲った右の円は選択されません)
 これを「窓選択」と言います。

 ・・・私としては呼び方はどうでもいいと思うんですが、他のマニュアルなど読む時に必要な知識かと思いますので、覚えておいても損はないでしょう。


選択しすぎた!

 うっかり選ばなくていいオブジェクトまで選んでしまって、それだけを選択から”はずしたい”そんなときは・・・・

 このように、選択からはずしたいオブジェクトの上での「Sift」キーを押さえながらクリックして下さい。

 するとそのオブジェクトが選択からはずれます。

「オブジェクトの選択」と「コマンドの実行」の順序はどっちが先でもOK

 さて、上で「削除は図形を選択してから、アイコンをクリック+右クリックorDElキー 」と書きましたが、アイコンで削除する場合、アイコンを先にクリックしてから→オブジェクトを選択→右クリック、でもOKですこれはコピーや移動等、「オブジェクトの選択」が発生する、ほとんどのコマンドがそう。
そう、アイコンをクリックするのと、オブジェクトを選ぶの、どっちが先でもいいんです(たまに例外もあります)。

 ただ、キーボードのDelキーは、本来、AutoCADのコマンドではなく、Windowsのシステムを借りている形なので、例外です。Delキーで削除したいときは、必ず、オブジェクトを先に選択して下さい。


「OK実行」の意の「Enter」キーの右クリック!

 円の描き方のところで、「この用法は後で・・・」と書いていた、右クリックの「Enter」キーの役目がこれです。

 キーが「OK。実行」の意になるのは、ワープロなどの「漢字変換」でもおなじみですよね。AutoCADでも同じですが、マウスで作業することの多いグラフィック作業、いちいちキーボードのEnterキーを打たなくてもいいように、マウスの右クリックにEnterキーの役割が割り当てられているのです。

つまり・・・
と、言うことです。

 右クリックが「ショートカットメニュー」の表示になるのか、この「Enter」キーになるのかは、そのときに選択可能な機能が他にあるかどうかにかかってきます。選択可能な機能が複数ある時は、ショートカットメニューが出てきます。それ以外のときは、「Enter」キーと同様の効果をもたらします。
 上の削除のコマンドでいえば、左クリックで「これ、これ、ここ」と選んでいき、右クリックで「OK、削除実行」ということなのです。AutoCADではこの操作感覚のコマンドが多いですので、ここでしっかりつかんで下さい。


達人の領域の話ですが・・・

 右クリックの機能については、実はカスタマイズすることも可能ではあります。「右クリック」(またはファイルメニューの「ツール」)→「オプション」→「基本設定」→「右クリックをカスタマイズ」で、右クリックに常にEnterキーの機能をあてはめてしまうこともできるんです。
 2004からはクリックの時間でショートカットメニューとEnterを使い分ける機能もつきましたので、慣れてきたら活用してみるのもいいでしょう。


[参考]その他の選択方法

 実はAutoCADには、他にも「ポリゴン交差」と「ポリゴン窓選択」、そして「フェンス」という選択方法があります。しかし、2006になってからはAutoCAD側の改良に伴い、これらの選択方法の役割は終わったと言ってもいい状況となりました。

 そうは言っても、皆様、下位バージョンのAutoCADを操作する機会もあることと思いますので、それらの選択方法については、下位バージョンの場合に使用していたコマンドを紹介する際に、補足したいと思います。

具体的には ポリゴン交差→変形(ストレッジ)コマンド、フェンス→「トリム・延長」で紹介します。