「座標」を知れば「基本」が解る!

 2006からはダイナミック入力の導入で、初心者でも


 単純にこれだけで、正しい長さの線が描けるようになりました。

 そこで、2005以下のバージョンでは最初っから説明していた「座標」の説明をあえてしなかったんです。大体、私も普段の作図の中で、座標を意識して描くことはほとんどないので、知らなくても作図は出来ることはできます。

 そうは言っても、AutoCADと限らず、すべてのCADで共通の「基礎システム」。まったく説明しないのでは、「初心者マニュアル」作成者として責任を果たせない(笑)ので、ここで「考察」を設けました。

 例えば、次のページで紹介している、「座標」を入力して正しい長さの線を描くやり方、特に相対座標(@を使う座標入力)は、AutoCAD系掲示板などでもレスで頻繁に出てくるので、知っておいて損はないです。

 さて。では座標って何でしょう?今まで作業していて、そんなもの見たことないけど、どこに出てくるの?
 ・・・いえ、実は出ているんですよ、いつも。ちゃんとインターフェイス上に表示があるんです。

 それは←ここ。画面の一番、左下です。

 ナゾの数字が出てますね。マウスをさらに動かすと、数字もまたそれにともなって変わるのが解ると思います。

 これが実は、今、マウスがいる地点の「座標」です。この黒い何もないように見える作業エリアの中には、その点が「どの地点」なのか、全部、「数値」が割り当てられていまして、それがすなわち、「座標」なんです。

 で、CADの座標は適当にバラバラに割り振られている訳ではもちろんなく、ある地点を「0,0(原点)」とし、上のように規則正しく、無限に割り振られています。このX,Y軸については、昔、数学でやったグラフと同じで「X軸の数字が前、Y軸の数字が後、正(+)の数字の”+”は省略」で、表現されます。

 座標についてもうちょっと実例を見ていきましょう。

 例えば、「適当な長さの線を引く」。私達にとっては、そんな単純、極まりない作業でも、CAD自身は「適当」が理解できないので、任意にクリックされた点を、そのつど、「座標」に置き換えて、理解しています。

 こんな感じですね・・・。

「lineの1点目がクリックされた。1点目は”136.4726、112.5586”で了解」


「lineの2点目がクリックされた。2点目は”277.5248,215.0509”で了解→2点間にlineを作成」

 これで初めて、CADは線を引いてくれます。


補足.原点ってどこ?

 上記で「0,0(原点)」を中心に、無限に規則正しく座標が割り当てられているという事をお話しましたが、では、その「原点」って、作図領域のどこにあるのでしょう?

 新規に図面を開いた場合だけですが(ズームやスクロールをするとズレてしまうので)、←図のように、左下の隅にカーソルを寄せてみて下さい。座標を示す数値がどんどん「0,0」に近づいてきますよね。そう、この”端っこ”に原点があります。

 それはそうと、図面をスクロールすると、こんな風にこの→アイコンの形がちょっぴり変わって、スクロールの動きにくっついてきますね。それはこのアイコンが新規に図面を開いたとき以外(ズームやスクロールをした場合)は、原点にくっつくように設定されているからです。

 私自身は、この「くっついてこられる」のが非常にうっとうしい方なので、設定をはずしてしまいます。

外し方はメニューバー(メニュー)から「表示」→「表示設定」→「UCSアイコン」→「原点」でチェックを外せばOK。


 ・・・そう、このアイコン、UCSアイコンという名前なんです。


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座標について知ろう!